レッスン11– メールの自動化

◆メールの自動化の概要
 ・メール専用のアクティビティの使用方法
 ・メッセージの送受信方法
 ・メールをフィルタリングし、添付ファイルをダウンロードする方法
 ・メッセージテンプレートの使用方法

◆Video-メールの自動化(受信)
 ・メール受信のアクティビティは4つ
   ①POP3メールメッセージを取得(GetPOP3MailMessages)
   ②IMAPメールメッセージを取得(GetIMAPMailMessages)
   ③Exchangeメールメッセージを取得(GetExchangeMailMessages)
   ④Outlookメールメッセージを取得(GetOutlookMailMessages)
 ・Outlookで勉強
  件名と添付ファイルのあるメールを処理

◆Video-メールの自動化(受信 – 応用)
 ・受信メールから未読メッセージの取得
 ・受信日時を取得
  「Mail.Headers(“Date”)」を利用。
  また、outlookにはフィルター機能があるので、便利

◆Video-メールの自動化(送信)
 ・メール送信のアクティビティは3つ
   ①SMTPメールメッセージを送信(SendMail)
   ②Exchangeメールメッセージを送信(SendExchangeMail)
   ③Outlookメールメッセージを送信(SendOutlookMail)
 ・Outlookで勉強
   ①プレースホルダー
    テンプレートにプレースホルダを設定すると、
    String.Formatメソッドを活用して、動的関数を取り込める。
   ②スクリーンショット
    プロセス実行時のエラーを撮影し、添付ファイルとして送信する方法

◆演習1
 ・受信箱内のメールをルールに基づいて、フォルダーに移動させる
   ワークフローの作成
  解答とフローチャートから確認しただけです。

◆演習2
 ・次の操作を実行するワークフローを作成しましょう
  ①「請求書(20201001_UiPath株式会社).pdf」(添付ファイル内)の
    2ページ目を読み取る
  ②「納品書(202009_UiPath株式会社).pdf」(添付ファイル内)の
    全ページを読み取る
  ③2つのPDFより、一部テキストを抽出し、メール本文に入力後、
   経理部宛に支払処理を依頼するメールを送信する
  解答に自分のアドレスを設定すると、送信できました。

◆要約
①概要
本レッスンでは、非常に重要なテーマであるメールについて扱いました。メールを必要とするプロセスは数多く存在しており、メールをこれらのプロセスのトリガーや仕上げに使うことが一般的です。メールの送受信や添付ファイルの操作について学習し、さらにメッセージテンプレートの操作についても学習しました。
②学習した内容
・使用するプロトコルに応じて、多くのメール関連アクティビティがあります。プロトコルには、SMTP、POP3、IMAP、Exchange、Outlook があります。
・メール取得関連のアクティビティでは、主に以下の機能が共通で用意されています。
 - 特定のメールボックスフォルダーからメールを取得します。(Outlook、IMAP、Exchange)
 - 未読メッセージのみ取得し、既読としてマークします。(Outlook、IMAP、Exchange)
 - メールの受信数に制限を設定します。
・MailMessage オブジェクトはタイムスタンプ情報を直接提供しないため、Headers dictionary から「Date」値にアクセスする必要があります。
・Outlook アクティビティには、Subject や ReceivedTime などの条件に基づいて受信メッセージをフィルターする機能が用意されています。
・ファイルからメールのテンプレートを読み込む場合、文字列フォーマットを使用して、プレースホルダーに動的データを格納できます。
③ベストプラクティス
・Outlook アクティビティと Exchange アクティビティは、接続パラメーターを必要としないため、使いやすくなっています。
・Outlook が設定されていれば、一般的にそれが最良の選択です。その理由は、追加機能が用意されており、あらゆるメールプロトコルと互換性があるにもかかわらず、必要な設定量が最も少ないからです。

◆小テスト
 80点でした。
1)
フィルタリング済みのMailMessage変数のみを取得したい場合に使用するアクティビティを答えてください。
✖ POP3メールメッセージを取得する
✖ Exchangeメールメッセージを取得する
✖ IMAPメールメッセージを取得する
○ Outlookメールメッセージを取得する

単一選択
2)
すべての Get Mail アクティビティ(POP3、IMAP、Outlook、Exchange)の Output プロパティフィールドでサポートされている変数の型はどれですか?(該当するものをすべて選択してください)

○ リスト(MailMessage)
✖ MailMessage
✖ リスト(ジェネリック)
✖ ジェネリック

複数の選択肢
3)
メールメッセージの送信に使用できるアクティビティを答えてください。

✖ IMAPメールメッセージを送信します。
○ SMTPメールメッセージを送信します。
○ Outlookメールメッセージを送信します。

複数の選択肢
4)
未読のメッセージだけを取得するためのアクティビティは、次のうちどれですか?(該当するものをすべて選択してください)

○? IMAPメールメッセージを取得する
×? メールメッセージを保存
○? POP3メールメッセージを取得する
○ Outlookメールメッセージを取得する

単一選択
5)
メールの日付を取得するには、MailMessageクラス内でどの Visual Basic プロパティを使用すればよいですか?(該当するものをすべて選択してください)

✖ 日付
✖ 日付は取得できない
✖ 添付ファイル
○ ヘッダ(“日付”)

投稿者:

えっちゃん

UiPathはアカデミーを一度は卒業しましたが、改良版が出来ていることに気づいたので、もう一度勉強し、学んだことを公開しようと思います。

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